(5)滑川の巨樹と街路樹
1 蔵前の椎(シイ)
蔵前の椎は日当たりのよい高台にある。樹齢約350年、幹廻り(目通り)4.1mで鈴木家が所有管理する巨樹である。昭和61年3月の降雪で折損があったが、今なお天に聳える雄姿は見事である。
2 滑川丘の桜と椎
荒屋団地に向う途中に戸祭家の墓地がある。その一端に桜と椎の巨樹が並んである。桜は樹齢約300年、幹廻り3.39m。椎は樹齢約300年、幹廻り2.8mである。この桜はほかの桜が散った頃に開花するので、美しさが目立つといわれている。
3 滑川丘天王様の巨樹
滑川丘天王様の処には椎、桜、樫の巨樹がある。椎は樹齢約300年、幹廻り3.2mで根本家で管理する。
4 稲荷神社の椎
神社の境内に椎の巨樹がある。樹齢約150年、幹廻り2.5mあり、神社のご神木となっている。
5 滑川丘通りの街路樹
滑川丘通り2.08㎞に昭和55年3月、アメリカ楓347本が植樹された。アメリカ楓は、原産地がアメリカの中、南部で多彩に紅葉する。街路樹は、地域ボランティア団体「守る会」の人々によって管理されている。その熱心な活動が認められ、県知事賞を受けている。
参考資料:『滑川の歴史と景勝』画像を一部転載