編集を終わって
元滑川公民館長大田 瑞穂
遠藤会長さんから7月のある日電話があり、「滑川の歴史と景勝」を本にしたいので協力してほしいと要請されました。
「滑川の歴史と景勝」は滑川公民館が発足してまもなくの、平成3年に作成された「コミュニティマップ・滑川ウオッチング」と一対を成すものです。 マップを作成した折、集められた資料や写真、そして調べた内容等で、紙面の都合上マップに掲載できなかったものも多くありましたが、 それらを含めてまとめられましたものが、「滑川の歴史と景勝」なのです。
会長さんの話では、「むかしのことを今、まとめておかないとわからなくなってしまう」というのが、発刊に踏みきった大きな理由のようです。
「滑川の歴史と景勝」を調べ、まとめてみましたが、わからないことがたくさんありました。 古老の人を尋ねて話を聞いたり、滑川に関する書物や文書、古地図等の資料を蒐集したり、また社寺、遺跡、祠等を実地に歩いて調べたりして、 少しずつ昔のことがわかってきました。しかし、それでもわからないものもあります。 それらについては、断定せずに各説を併記しておきましたので、昔を偲ぶ資料としていただければ幸いと思います。
今、滑川地域は大きく変わりつつあります。開発によって昔のものを安易に捨て去ってはならないと思います。 「むかし」を大切にするまちは、落ちついたまちを形成し、人々の心に潤いと豊かさをもたらすものと信じます。 子供の教育上でも大きな働きをすることでしょう。
「滑川の歴史と景勝」の発刊に当っては下記の方々のご協力をいただきました。改めて御礼申し上げます。
(敬称略)
参考資料:『滑川の歴史と景勝』画像を一部転載
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